今話題の中国留学。経験者が教えるメリット・デメリット

今話題の中国留学。経験者が教えるメリット・デメリット

他人とは違う留学先を選んで希少価値を身につけたいという方におすすめなのが、中国への留学だ。
中国には北京大学や上海の復旦大学など、世界に名だたる名門大学がいくつもあり、こうした大学は国際競争力も非常に高い。
筆者は中国に長期留学の経験があるので、その経験も交えながら中国留学のメリット・デメリットをご紹介していく。

今話題の中国留学。経験者が教えるメリット・デメリット

中国留学のメリット3つ

中国語を習得できる

中国語はビジネスに役立つ言語として人気が高いが、英語と違って発音や聞き取りが難しく、実用レベルで習得するのはハードルが高い。
漢字を使う言語なので日本人にとっては読み書きは簡単だが、会話できるまでレベルを上げるにはかなりの努力が必要だ。
そのため、中国に留学して会話まで習得できれば、日本人として相当希少性のある人材になることができる。

欧米に比べ留学にかかるコストが低い

中国は経済成長著しく年々物価が上がっているが、それでも日本よりはまだ物価が低い。

欧米の場合しばしば留学にかかるコストが高いことがデメリットに挙げられるが、中国の場合は今でも、普通に生活するだけなら日本よりコストがかからない。
筆者は9年前に上海へ長期留学していたが、学費と生活費を含めても日本よりずっと安く生活できた。
もちろん当時とは事情が異なるが、それでも欧米に留学するのとは比較にならないほど低コストになるだろう。

就職活動に有利

日本語ネイティブで中国語が堪能な人材はとても貴重なため、就職活動でも有利に働く。

一見日本語が上手な中国人でも良さそうな気がするが、大企業やグローバル企業、スタートアップなどで、日本企業を相手に仕事をしている場合には、日本語の繊細なニュアンスを理解した意思疎通が必要になる。
そうした場合はやはり、日本語ネイティブの中国語話者が重宝されるのだ。
近年は就職先の選択肢として中国企業も考えられるようになってきたので、そうした企業に自分を売り込むには中国語が有利に働いてくれることだろう。

中国留学のデメリット3つ

英語力は上がらない

中国人は英語が話せたとしても、必要がない限りは中国語以外話すつもりがない。
(日本人が日本で英語を話せても、英語を使用しないのと同じである)
よって、中国に留学した場合は常に中国語でコミュニケーションを取ることになる。
そのうち英語力より中国語力が上がってきて、欧米からの留学生とも中国語で意思疎通をするということも起きてくる。
もし中国語だけでなく英語も身につけたいのなら、意識的に学習することが必要だ。
北京や上海には欧米人のコミュニティがあるので、そうした場所に身をおいてみるのも方法のひとつだろう。

生活インフラが途上国並みの場所もある

都市部では近年再開発が進み、街並みもかなり洗練されたものになったきた。
しかし、一歩裏通りに入れば古い雑居ビル、垂れ流しの生活排水など昔の中国らしい雰囲気が残っていたりする。
現地人と同じ水準で生活するなら、日本よりかなり生活レベルが下がり、最初は辛い思いをすることは覚悟しなければならない。
中国都市部の普通の賃貸物件は、外壁が剥がれていたり、壁が薄くて隣の生活音が聞こえるというのは当たり前だ。
日本のように清潔でプライバシーが確保された部屋に住み、美味しくて安全な食べ物を口にするには日本よりお金がかかってしまう。
しかし、こうした環境で暮らすことができたならそれもネタのひとつ。
今後中国人との話のネタに困ることはないだろう。

周囲に日本人が少ない

これはデメリットでもあり、捉えようによってはメリットでもある。
学部に入学する日本人は少ないので、クラスに馴染めるまでは辛い思いをするかもしれない。
しかし、その分日本語に甘えることがないので、より早く中国語を習得することにもつながる。中国人は失敗に寛容なので、物怖じせずにどんどん中国語での会話にチャレンジしてほしい。

 今話題の中国留学。経験者が教えるメリット・デメリット

実は意外と○○!イメージと違う中国のリアル

日本のメディアは中国をからかったり批判したりしがちで、時に誤ったイメージを伝えていることがある。しかし、実際はイメージと異なる点がいくつもあり、勘違いしたままで中国留学を敬遠するのはもったいない。
特に皆さんにお伝えしたいのは以下の3点だ。

反日感情は気にするほど強くない

南京などは例外だが、留学先として検討されるような北京、上海には世界各国の外国人が集まっており、多くの日本人がビジネスなどで滞在している。
いちいち日本人だからと目くじらを立てても仕方がないし、日本人という理由だけで敵意をあらわにしてくる人はほとんどいない。
若者の中には日本に対して好意的な感情すら持っている人もいる。
筆者は1年間上海で生活したが、日本人という理由で不快な思いをしたことは一度もなかった。

凶悪犯罪は少ない

残念ながらスリや置き引きは日常茶飯事で注意が必要なのだが、暴力事件や交通事故はそれほど多くない。
途上国で出会うようなギャングやマフィアは普通に生活している限り出会うことはないし、命の危険にさらされることはまずないと言ってよいだろう。

都会の街並みはかなり綺麗

中国では、急速に都市部の再開発が進んでいる。

昔は雑居ビルや小屋が並び下水道の匂いがしていたような場所が、建物が全部取り壊され、綺麗に舗装された大通りに作り直されていっているのだ。
再開発が進んだ街ではむしろ、日本の街よりも清潔でおしゃれだったりする。
若者もおしゃれをするようになってきているので、休日にはショッピングを楽しんだり、カフェでひと息ついたりといった過ごし方も可能だ。

まとめ

筆者が中国留学して感じたのは、「中国人は変化を恐れないクリエイティブな人々だ」ということ。
技術革新が進み、アリババのような世界的企業が誕生し、今でも多くのスタートアップが誕生し続けている。
もし中国に留学するなら、中国語を習得するだけでなく、彼らが持つエネルギーを肌で感じ刺激を受けてほしい。
あなたの人生がより創造的なものになるはずだ。

 

文:浅田茉美

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