就職活動で後悔しない為の業界研究方法

「業界研究のやり方が分からない」
「業界研究の目的は何?やったほうがいいの?」
「自分が行きたい業界がわからない」
就職活動が始まるとこのような疑問や不安が出てきますよね。
しっかりと業界研究を行うことで自分が望む業界が明確になってきますよ。
この記事では
・業界研究の目的
・業界研究のやり方
・業界研究を行う際に活用したい媒体
を順番に紹介していきます。
この記事を読むだけで業界研究に対する不安がきっと解消されますので是非ご一読ください!
業界研究の目的
業界研究という言葉を就職活動が始まる直前に初めて聞く学生も多いかと思います。
業界研究の目的は大きく分けて2つあります。
それは
・企業選びの幅が広げる。
・考え抜かれた志望動機を作成する。
それぞれどういうことか、以下で詳しくご説明します。
そもそも業界研究とは
業界研究は、「世の中にある様々な業界の種類や特徴を理解することで自分に興味のある業界を発見する」ために行います 。
また業界と職種の違いを把握していない学生もいるため簡単に説明します。
業界は産業の種類を指す言葉。
例:「医療業界」「食品業界」
一方、
職種は仕事の性質や範囲のこと
例:「営業」「研究」「人事」
就職活動においては業界研究だけでなく職種研究も行わなければなりません。
業界研究、職種研究を行いその業界で求められる素養を把握し、自身の強みを生かせる業界を探しましょう。
企業選びの幅が広げる。
業界研究を行うことで企業選びの幅が広がります。
様々な業界を幅広くリサーチすることで、これまで知り得なかった業界に出会えるからです。
業界をジャンル別に確認するとその数は100以上あります。
例えば金融業界。
ひとくくりに金融業界と言っても銀行、証券 、クレジットカードというように様々な種類、ビジネスモデルが存在します。
これまで選択肢になかった業界を知ることで企業選びの幅が広がります。
業界研究の最初の段階では、幅広く業界研究を行うことがオススメです。
考え抜かれた志望動機を作成する。
業界研究を行うことで考え抜かれた志望動機の作成につながります。
志望動機は業界研究と自己分析を掛け合わせることでより魅力的になるからです。
業界研究を行うことでビジネスモデルや仕事の内容を把握し、その業界の社会的意義についての理解が深まります。
また自己分析を行うことで、あなたが「社会で成し遂げたいこと」が明確になります。
業界研究と自己分析を掛け合わせることで「あなたの企業でなら私が社会で成し遂げたいことが達成できると思ったから」という企業から評価される志望動機が作成できます。
考え抜かれた志望動機を作成するのに業界研究が欠かせません。
就職活動のための業界研究のやり方
企業研究は次の3ステップで進めます。
①各業界の特徴とジャンルを大まかに把握する。
②興味のある業界を深掘りする 。
③業界の今後の安定性・成長性を確認する。
それぞれどういうことか、以下で詳しくご説明します。
①各業界の特徴とジャンルを大まかに把握する。
まずは各業界の特徴やジャンル大まかに把握しましょう。
各業界が取り扱う
・マーケット規模やその推移
・代表的な企業
を調べその業界の現状理解から行います。
幅広く業界研究を行うことであなたが知らなかった業界が見つかることでしょう。
②興味のある業界を深掘りする 。
リサーチを行い自分が興味をもった業界を深掘りしていきます。
具体的には
・商品やサービス
・顧客形態(BtoB、BtoC)
*BtoB…企業が企業向けに商品もしくはサービスを展開する
*BtoC…企業が消費者向けに商品もしくはサービスを展開する
・企業によって異なる点
・企業間の資本関係や提携関係
をリサーチしてみましょう。
面接では業界の特徴などについて質問されるケースがありますので、業界研究をしっかりと行うことが大切です。
なお、全ての業界に関して深く調べていると多くの時間を要してしまいます。
業界研究はあくまで就職のための準備です。
目的を見誤らないようにしましょう。
③業界の今後の安定性・成長性を確認する。
将来のキャリア形成に影響があるため業界の安定性・成長性を確認しておきます。
衰退している業界で働き始めた場合、せっかく採用されたとしても長期的な活躍が難しくなると考えられるからです。
一般的には、業界の年齢が低いほど成長性があり、業界の売上高が高いほど安定性があると言われています。
業界研究を行う際に活用したい媒体
業界研究の重要性をお伝えした上で、情報収集を行うための各種媒体についてご紹介します。
業界研究は
・就職情報サイト
・業界団体のホームページ
・新聞やニュース
・本や雑誌
・会社説明会
・ OB・OG訪問
・キャリアセンター
を活用するとスムーズに行えます。
就職情報サイト
業界情報を集めるのにリクナビやマイナビなどの就職情報サイト活用するとよいです。
各業界の
・採用情報
・業界の特徴
・業界セミナーなどのイベント情報
が解説されています。
リクナビやマイナビなどの就職情報サイトを業界研究のはじめの一歩として活用することをオススメします。
業界団体のホームページ
「〇〇業界協会」「〇〇業界団体」といった感じで検索することで業界の新しい情報を入手することができます。
新聞やニュース
新聞やニュースから情報を取得することで業界研究を進めることができます。
特に日本経済新聞は日々の業界情報を多く掲載しているため業界研究にうってつけです。
新聞は一面を開くことで様々な情報が目に入ってきます。
そのためあなたの興味のある業界が見つかるかもしれません。
本や雑誌
東洋経済新報社が発行している「就職四季報」や経済新聞社も発行する「業界地図」を活用することで業界研究がスムーズに進みます。
業界地図
様々な業界の情報が網羅されており各業界の商品などの市場シェアを確認できます。
また企業の業界での立ち位置を把握できます。
就職四季報
東洋経済新報社が発行する就職四季報は自ら情報を集め作成しているため
・3年後の離職率
・営業利益
・記者評価
・男女・分離採用実績
といった客観的な企業情報が掲載されています。
仮に新卒入社した企業で長期間務めあげたいと考えている学生は「3年後の離職率」が参考になるでしょう。
3年後の離職率が
・30%を超えている
・記載されていない
企業が業界全体で多い場合、社員が定着しにくい何かしらの理由があると考えられます。
企業情報は日々更新されるため、購入する際には最新の書籍を購入しましょう。
会社説明会
会社説明会では1つの会場に複数の企業が参加します。
効率的に業界研究を進められ、書籍やネット検索ではわからないことも各企業の採用担当者に実際に確認することができます。
OB・OG訪問
OB・OG訪問を行う際には事前にその企業情報を確認しておき、気になった点を用意し質問するようにしましょう。
キャリアセンター
各大学に設置されてあるキャリアセンターでは就職活動全般のサポートを行ってくれます。
キャリアセンターには卒業生の就職レポートなども置いてあり、実際の試験内容などの生の情報を確認することができます。
新卒向けの就職エージェントを活用する
業界研究を自分だけで調べるのが難しい場合、新卒向けの就職エージェントを活用すると良いでしょう。
キャリアアドバイザーとの面談を通して業界の情報を知ることができます。
まとめ
まとめると、
業界研究の目的は
・企業選びの幅が広げる。
・考え抜かれた志望動機を作成する。
業界研究のやり方は
①各業界の特徴とジャンルを大まかに把握する。
②興味のある業界を深掘りする 。
③業界の今後の安定性・成長性を確認する。
業界研究を行う際に活用したい媒体は
・就職情報サイト
・業界団体のホームページ
・新聞やニュース
・本や雑誌
・会社説明会
・ OB・OG訪問
・キャリアセンター
でした。
業界研究を行うことではじめて世の中には様々な業界があることに気づくでしょう。
普段何気なく使っているサービスや商品がどういった業界のものなのか、業界研究を行ったうえで企業について考えてみると新たな発見が見つかるかも知れません。
(参考)
https://job.rikunabi.com/contents/industry/2489/
https://shinsotsu.mynavi-agent.jp/knowhow/article/industry-research-point.html
https://campus.doda.jp/career/company/000024.html
https://br-campus.jp/articles/report/92
https://unistyleinc.com/techniques/746