面接までたどり着く留学生の強みを生かしたレジュメ(履歴書)の書き方_英語編

外資系企業への就職を考えているけど、どうやって履歴書を書けばいいの。
どのようにアピールすれば、より効果的に採用担当者を振り向かせることができるの。
はじめての場合、どこから書き始めれば良いのか戸惑ってしまいますよね。
そんな方のために、この記事では
・英文履歴書(以下レジュメ)の書き方
・レジュメを書くうえで注意しておきたいこと
・カバーレターの書き方
が理解できるようになっています。
5分程度で読め、簡潔にまとまっていますので実際にレジュメを書き進めながら読んでいきましょう。
レジュメの書き方について
日本の履歴書は、フォーマットがある程度決まっています。
しかし、海外の場合、無地のA4用紙に自分で作成していく必要があります。
採用担当者により魅力的なレジュメを提出しようと思うと、はじめて作成する方は少し戸惑うかも知れません。
そういった方のために、こちらの記事では分かりやすく簡潔に解説しています。
こちらの記事を参考にしながら、履歴書を作成していってください。
レジュメの基本的なフォーマット
多くの履歴書を確認する採用側のことを考えフォーマットを作成しましょう。
まずは、こちらの基本フォーマットを確認し、必要なものをご用意ください。
レジュメの基本的な構成
レジュメを作成していく上で、何を書けば良いのか分からないかと思います。
そのため、こちらではレジュメに記載する基本項目をご用意いたしました。
こちらを参考に上から順に記載していってください。
1.個人情報(PERSONAL INFORMATION)
・氏名、住所、電話番号、メールアドレスを記載する。
2.希望職種(OBJECTIVE)
・「希望職種」となぜその職種を希望するのかの「理由」を、自身の経験と結びつけて記載する。
3.技能・資格(QUALIFICATIONS / SKILLS)
・保持している資格の正式名称、取得年を記載する。
希望職種に適したスキルがあることを伝えられるとより良い。
・コンピュータースキル(Word、Excel、PowerPoint等)を記載する。
・語学レベルを記載する。
資格を受けているのであれば結果を、受けていない場合には5段階(Basic,Conversational,Business,Fluent,Native)で申告する。
・その他、仕事で活かせるであろう自身のスキルを記載する。
4.職歴(WORK EXPERIENCE)
・現在から過去に遡って新しいものから順に記載する。
・インターンシップ、アルバイト経験などでの自身の役割、業績を記載する。
5.学歴(EDUCATION)
・大学以降の学歴を現在から過去に遡って記載する。卒業見込み年月も記載する。
・留学経験もこちらで記載する。
・学歴をアピールしたい場合、こちらで得意な科目やゼミ活動などについて記載可能。
6.活動 (ACTIVITIES)
・サークルやボランティア活動とその役割を記載する。
レジュメが完成したら確認しておきたい注意点
・日本の履歴書には「趣味・特技」を書く欄がありますが、レジュメには仕事に関係のないこれらは不要です。
・読み手を意識して箇条書きで書きましょう。
・数字はアラビア数字。
・a/theは省略。
・「職歴・経歴」は直近のものから順に書きましょう。
・謙虚になりすぎず、自分が留学経験を通して「達成したこと」など実績をアピールしましょう。
・プライベートなことや差別的な文言は書かないこと。
・誤字脱字がないか必ずチェックしましょう。
カバーレターの書き方
レジュメと一緒に送付する添え状のことをカバーレターと言います。
レジュメの内容を補い、採用担当者に「志望動機」やあなたの「有用性」を伝えるためのものです。
作成のポイントは
・自身の持つスキルや経験の有用性
・入社したいという熱意や想い
を簡潔に伝えることです。
あなたの意欲をカバーレターで伝えましょう。
カバーレターの基本的な構成
カバーレターの作成にもレジュメ作成同様、一定のルールがあるので難しくありません。
こちらの構成を確認しながら、一緒に作成していきましょう。
1.差出人情報
・名前
・連絡先(住所・電話番号・メールアドレス)
・日付
<ワンポイント>
カバーレターに連絡先を記載しておくことで、採用担当者がすぐに連絡できるようにしておきましょう。
2.宛名
・相手の名前+敬称(Mr. sirなど)
・役職
・会社名
<ワンポイント>
採用担当者の名前が不明な場合には「Human Resource Manager」と表記することも可能ですが、なるべく担当者の名前を記載するようにしましょう。
そうすることで好印象を与えることができます。
3.内容
内容は4段落構成で書きましょう。
・志望動機と応募したきっかけ(1段落目)
・自身のスキルでどのように貢献できるか(2,3段落目)
・面接のお願い・読んでくれたことへの感謝(4段落目)
<ワンポイント>
自身の有用性を具体的な数字とともに説明できると、より説得力が増します。
「面接のお願い」には担当者が連絡しやすいよう、こちらの面接可能日程や電話番号を記載しておくと良いでしょう。
4.結び
・日本の敬具にあたる「Sincerely」を記載。
5.自筆サイン・自分の名前
・自身の名前を「自筆」で入れる。
・自身の名前を「タイプ」で入れる。
6.同封物
レジュメが1枚入っていることを記載。
おわりに
近年、グローバル化が進むにつれ、日本でも外国人を見る機会が多くなりました。
今後ますますこの流れが加速し、同僚や上司が外国人ということも、今以上に増えてくるでしょう。
このレジュメやカバーレターの作成を通して「提案力」が身につきます。
提案力は、社会に出てからも必要になってくるスキルの1つです。
また、レジュメやカバーレターの作成に真剣に取り組むことで、頭の中が整理され面接でもうまくいくでしょう。
採用担当者の胸に突き刺さるようなレジュメ、カバーレターを作成し、あなたの夢の働き方をぜひ掴み取ってください。